小学生の走り方教室を選ぶときは、「足を速くしてくれるか」だけでなく、子供の目的、走り方の課題、通いやすさ、スポーツで使いたい動きに合っているかを見ることが大切です。
「運動会で少しでも速く走らせたい」「50m走のタイムを縮めたい」「サッカーやバスケで一歩目を速くしたい」と考えたとき、走り方教室やスピードトレーニング系の習い事を検討する保護者の方は多いと思います。
ただ、走り方教室といっても内容はさまざまです。運動会のかけっこ対策に強い教室、陸上競技寄りの教室、サッカーやバスケなど球技に活きる身体の使い方まで見る教室では、重視するポイントが違います。
この記事では、走り方教室に通う意味と、体験前に確認したい選び方を解説します。
この記事の結論
小学生の走り方教室は、すべての子に必須ではありません。ただし、走り方の癖が強い、家で練習しても何を直せばよいか分からない、運動会や50m走、球技で使える動きを伸ばしたい場合は、体験レッスンで一度見てもらう価値があります。
選ぶときは、次の3点を優先して確認しましょう。
- 子供の年齢や目的に合った指導か
- 姿勢、腕振り、接地、一歩目などを分かりやすく見てくれるか
- 直線だけでなく、止まる、曲がる、反応する動きまで扱うか
「足を速くする」といっても、運動会の50m走で必要な速さと、サッカーやバスケで必要な速さは少し違います。目的に合った教室を選ぶことが、子供の自信と継続につながります。
小学生が走り方教室に通う意味
小学生が走り方教室に通う意味は、走る量を増やすことではなく、速く走るための身体の使い方を学べることです。
足が遅いように見える子の中には、体力や筋力が足りないというより、フォームや動き出しに課題がある場合があります。たとえば、上体が後ろに倒れている、腕が横に振れている、足が身体より前に出すぎている、スタートの一歩目が遅い、走ると身体が左右にぶれるといった状態です。
こうした癖は、子供自身では気づきにくく、保護者も具体的にどこを直せばよいか分からないことがあります。
走り方教室では、姿勢、腕振り、接地、スタート、加速などを分解して学べるため、課題を見つけやすくなります。
走り方教室が合いやすい子
走り方教室は、運動が得意な子だけでなく、走ることに苦手意識がある子にも役立ちます。
特に、次のような子は教室での指導が合いやすいです。
- 50m走やかけっこのタイムを縮めたい
- 運動会で自信を持って走りたい
- 走ると上体が後ろに倒れやすい
- 腕が横に振れて身体がぶれる
- スタートの一歩目が遅い
- サッカーやバスケで相手への反応が遅れる
- 家で練習しても何を直せばよいか分からない
小学生は、まだ走り方が固まりきっていない時期です。「足が遅いから仕方ない」と決めつける前に、フォームや動き出しを見直すことが大切です。
かけっこ教室とスポーツ向け教室の違い
走り方教室には、運動会や50m走に向けたかけっこ対策に強い教室と、サッカーやバスケなどのスポーツに活きる動きまで見る教室があります。
かけっこ対策では、直線を速く走るためのスタート、腕振り、姿勢、加速が中心になります。
一方で、サッカーやバスケの試合では、直線を走るだけではありません。相手やボールに反応する、急に止まる、左右へ切り返す、斜めに動く、再加速する。こうした動きが何度も起こります。
球技で活かしたい場合は、直線スピードだけでなく、止まる、曲がる、反応する力まで見てくれる教室かどうかも確認しましょう。
教室選びで見るべき6つのポイント
走り方教室を選ぶときは、料金や場所だけでなく、指導内容が目的に合っているかを確認しましょう。
| 見るポイント | 確認したいこと | なぜ大切か |
|---|---|---|
| 対象年齢 | 小学生向けに、分かりやすい言葉と安全な負荷で指導しているか | 大人向けの説明や強い負荷では、子供が理解しにくく続きにくいため |
| 指導内容 | 姿勢、腕振り、接地、スタート、一歩目を見てくれるか | ただ走る量を増やすだけでは、癖が残る場合があるため |
| 球技への対応 | 止まる、曲がる、反応する、バランスを取る動きも扱うか | サッカーやバスケでは直線スピードだけでは足りないため |
| 雰囲気 | 子供が安心して参加でき、できた動きを認めてくれるか | 走ることへの苦手意識を強めないため |
| 保護者説明 | 体験後に課題や家庭で見るポイントを説明してくれるか | 家でも良い変化を見つけやすくなるため |
| 通いやすさ | 場所、曜日、時間、振替、体験レッスンの有無 | 習い事として無理なく続けるため |
1つ目は、対象年齢です。小学生向けに、分かりやすい言葉と安全な負荷で指導しているかを見ましょう。
2つ目は、フォームだけでなく動き出しを見てくれるかです。50m走やかけっこでは、スタートの一歩目がタイムに関わります。サッカーやバスケでも、一歩目の速さは重要です。
3つ目は、直線以外の動きも扱うかどうかです。スポーツで活かしたいなら、止まる、曲がる、反応する、バランスを取る練習も必要です。
4つ目は、子供が楽しく続けられる雰囲気かどうかです。できないことを責める指導では、子供が走ること自体を嫌になってしまうことがあります。
5つ目は、保護者への説明があるかです。教室での練習だけでなく、家庭で何を見ればよいか分かると、日常の中でも良い変化を見つけやすくなります。
6つ目は、通いやすさです。継続する習い事として考えるなら、場所、曜日、時間、振替の有無、体験レッスンの雰囲気も大切です。
体験レッスンで確認したいこと
走り方教室を選ぶときは、できれば体験レッスンで実際の雰囲気を確認しましょう。
見るポイントは、子供が参加しやすい雰囲気か、説明が分かりやすいか、フォームだけでなく動き出しや止まる動作も見ているかです。
体験後に「どこが課題で、何を伸ばすとよいか」を説明してもらえる教室は、保護者も判断しやすくなります。
自己流の練習だけでは難しいこと
家庭でも走り方の練習はできます。ただし、自己流だけでは見えにくい部分があります。
たとえば、足が前に出すぎてブレーキになっているか、スタートで力が前に向いているか、止まるときに膝や上体が崩れていないかは、見慣れていないと判断しにくいものです。
また、子供に細かく注意しすぎると、走ることが楽しくなくなってしまうこともあります。教室では、専門的な視点で課題を見つけ、子供が理解しやすい形に置き換えて練習できます。
教室で課題を見つけ、家庭では短い時間で良い動きを確認できると、子供も変化を感じやすくなります。
小学生の身体づくりでは多様な動きも大切
小学生の走り方改善では、フォーム練習だけでなく、走る、跳ぶ、止まる、曲がる、反応するなどの多様な動きも大切です。
文部科学省の幼児期運動指針では、体のバランスを取る動き、体を移動する動き、用具を操作する動きなど、多様な動きを経験する重要性が示されています。
CDCは、6歳から17歳の子供に対して、毎日60分以上の中高強度の身体活動を推奨しており、その中には走る、跳ぶ、筋肉や骨に刺激を入れる活動も含まれます。
つまり、子供の身体能力づくりでは、ダッシュだけでなく、さまざまな方向へ動き、バランスや反応を使う経験が重要です。
参考:CDC「Child Activity: An Overview」
公的情報は、子供の運動経験や身体づくりを考えるための参考です。特定の教室やスクールが公的機関から推奨・認定されているという意味ではありません。
キャスクで大切にしている走り方指導
キャスクスピードトレーニングでは、小中学生を対象に、コーディネーション、アジリティ、スピード、クイックネスを主軸として、子供の「動く」「走る」力を高めるトレーニングを行っています。
直線を速く走ることは大切です。ただし、スポーツで本当に活かすには、止まる、曲がる、反応する、再加速する力も必要です。
キャスクでは、走り方をフォーム改善だけで終わらせず、スポーツで使える身体の使い方につなげることを大切にしています。
よくある質問
Q. 小学生の走り方教室は通うべきですか?
必ず通うべきとは限りません。ただし、走り方の癖が強い、家で練習しても改善点が分からない、運動会や球技に向けて目的を持って伸ばしたい場合は、体験レッスンで一度見てもらうと判断しやすくなります。
Q. 走り方教室は運動が苦手な子でも通えますか?
通えます。むしろ、走り方に苦手意識がある子ほど、姿勢や腕振り、一歩目などを分けて学ぶことで取り組みやすくなる場合があります。
Q. 体験レッスンでは何を確認すればよいですか?
子どもへの声かけ、指導内容、直線以外の動きも扱うか、体験後に課題を説明してもらえるかを確認しましょう。
まとめ
小学生の走り方教室を選ぶときは、単に「足を速くしてくれるか」だけでなく、目的に合った指導かどうかを見ることが大切です。
運動会や50m走を目指すなら、スタート、姿勢、腕振り、接地、加速を見てくれる教室が役立ちます。サッカーやバスケで活かしたいなら、止まる、曲がる、反応する力まで扱う教室が合いやすいでしょう。
お子さまの走り方に不安がある場合は、まずは体験レッスンで、どのような課題があるかを見てもらうことから始めてみてください。
まずは、お子さまの動きをチェック
体験レッスンをご希望の方へ
走り方やスタートの一歩目、止まる・曲がる動きなどをコーチが確認します。お子さまに合った練習のヒントを、体験レッスンで見つけてみませんか。
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